転職マガジン

2024.07.26

【2024年下期版】転職におすすめの業界ランキング【トップ4】

今回は2024年に転職を考えている方にぜひおすすめしたい激アツ業界ベスト4をお伝えします。

激アツ業界というのは、要するに景気が良くて転職しやすい業界のことです。

2024年に転職を考えているなら、注目したい業界トップ4を紹介しようと思うんだけど、興味ある?

もちろん!
今の時代、転職するならどの業界がいいか悩んでるんだ!

そうだよね。
かつては転職回数が多いと不利だったけど、今は違うんだよ。
特にコロナの影響で、若い世代の20代や30代が将来性のある職種や資格取得を目指して転職することが増えているんだ。

なるほど….!!
人手不足の業界や、未経験者を歓迎する業界が注目されているんだね!

その通り!建設業界や運輸業界、飲食業界などは特に人手不足が慢性的で、中途採用にも積極的なんだ。
どの業界に転職するか迷っている人も多いだろうから、今回はキャリアアップや年収アップを目指す方にぴったりの業界や職種をランキング形式で紹介しようと思うんだ。

ではいきましょう!!

第4位:M&A業界

おすすめの理由

市場規模がどんどん拡大している

採用活動が活発になっている

年収2,000万円も目指せる

以上のように非常に魅力的な業界ですが、その分、仕事内容もかなりハードです。そのため、「異次元の高年収を目指したい!」という野心に溢れる方に特におすすめです。

市場・採用拡大の理由

市場規模は驚くほど急成長しています。

こちら、マールオンラインのデータをご覧ください。M&Aの市場規模は、過去10年で2倍以上に拡大しています。

そして、2024年以降も市場規模はさらに拡大することが予測されています。

キーワードは「地方の中小企業」です。地方の中小企業はビジネスとして大きな可能性を秘めていますが、後継者がいないケースが非常に多いのです。東京商工リサーチのデータによると、後継者不在率はなんと62%に達しています。

コロナの時期、国の支援策「ゼロゼロ融資」で何とか持ちこたえた企業が多くありましたが、2024年4月には返済期限のピークが来るとされています。そのため、資金繰りが厳しくなる企業が増え、後継者のマッチングやM&Aの必要性が急速に高まっています。M&Aの市場規模は、まだまだ拡大を続ける見込みです。

市場が拡大し続けることで、やるべき仕事が多くなり、人手が足りない状態です。そのため、採用規模も同様に拡大しています!

M&A業界に入りたい人にとって、この1~2年は絶好のチャンスです。さらに、年収も非常に高いです。実際に東洋経済が発表している年収ランキングや、M&A総合研究所の採用ページを見てみてください。

「とんでもない金額だ!」と驚くかもしれませんが、これらは最大値ではなく、あくまで平均です。つまり、一定の成果を上げられる人なら年収2,000万円は十分に達成可能だということです。

懸念点

とはいえ、ラクして稼げる話はこの世に存在しません。

率直に懸念点をお伝えすると、M&A業界は超実力主義です。

先ほど「年収が非常に高い」と書きましたが、ほとんどの企業が成果報酬型の給与制度を採用しているため、努力と成果が求められます。

覚悟が決まった実力者にしかおすすめできない、それが理由で4位にランクインしています。

おすすめの人・内定を取る方法

どんな人におすすめかというと、実力のある営業経験者です。M&A業界で内定を取り、入社後に活躍して年収をガッツリ稼げる人の条件は次の2つです:

・すでに営業の経験があること

・現職で間違いなく上位3割に入っていると自信を持っていること

「自分は自信がある。営業マンとして上位3割に入っているし、年収も異次元に引き上げたい!」という方には、この業界は非常におすすめです。

おすすめの求人

M&A総合研究所

同社は、独自のAIシステムなどを活用したM&A仲介事業を手掛ける東証グロース上場企業です。
2018年に設立され、2022年6月に設立からわずか3年9ヶ月で上場を果たしました。

第3位:コンサル業界

おすすめの理由

IDCジャパンのデータによれば、2024年から2025年、そして2026年にかけて、順調に成長していくことが見込まれています。

市場・採用拡大の理由

市場が拡大している理由は、DX(デジタルトランスフォーメーション)の波が止まらないからです。

DXはほぼ全ての企業にとって最優先事項ですが、これを自社の人材だけで進めるのは難しい企業がほとんどです。つまり、外部のコンサルタントに頼るしかないのです。DXの流れが続く限り、コンサル業界の勢いも止まることはありません。

リクルートエージェントのデータを見てみましょう。

オレンジの線が示しているのは、「コンサル業界以外」からコンサル業界に転職する人の割合です。この割合が10年前と比べて2倍以上に増えていることがわかります。

コンサル業界の実態

  • 未経験者でも採用してくれる
  • 業界の成長が止まらない
  • 高い年収が期待できる
  • ビジネススキルが大きく向上する

懸念点

コンサル業界への転職は多くのメリットがあり、特に20~30代の若手には非常におすすめです。ただし、なぜ3位にしているかというと、それが「難易度」だからです。

未経験からでも内定を得る可能性はありますが、難易度はそれなりに高いです。採用のハードルは下がっているので内定を取るのは以前よりも簡単になっていますが、重要なのは入社後に活躍することです。そのため、誰にでもおすすめできるわけではありません。

おすすめの人・内定を取る方法

コンサル業界に転職するには、以下のいずれかの経験が必須です。

・法人営業経験:法人を対象にした提案営業の経験があること。

・プロジェクト経験:目標設定、スケジュール管理、メンバー配置などを行った経験(社内プロジェクトでもOK)。

これらの経験が求められます。

これらの経験が求められるため、コンサル業界への転職は少し難易度が高いです。非常におすすめの業界ではあるものの、入社の難しさやその後の活躍の難易度は、第2位や第1位と比べるとワンランク上です。ですので、広くみなさんにおすすめできるわけではありません。そのため、3位にさせていただきました。

おすすめの求人

株式会社クオンツ・コンサルティング

戦略コンサル

同社は、2023年10月にM&A総研ホールディングスのグループ会社として設立された、戦略、IT・DX、業務改善など幅広い領域をカバーする総合コンサルティングファームです。親会社であるM&A総研ホールディングスは設立から約3年半で上場を果たしました。その後も急成長を続け、設立から5年弱でプライム市場に上場し、時価総額は2,500億円を超え業界1位となっております。

株式会社プテロン・コンサルティング

IT・戦略コンサル

同社は2023年2月に設立し、現在社員数は30名でプロジェクトマネジメント、ITコンサルティング、DX推進をコンサルティング業務を通じてクライアントに提供しております。

第2位:人材紹介業界

おすすめの理由

人材紹介業界、つまり転職エージェント業界についてですが、最近ではテレビCMでも転職エージェントの広告が多く見られるようになりましたよね。それだけ広告に大きな予算をかけられる、好調な業界です。

市場・採用拡大の理由

景気が良い理由は、20~30代の若手層を中心に転職する人が急増しているからです。転職者が増えれば増えるほど、そのマッチングをサポートする人材紹介業界は益々儲かります。「え、あのエース級の先輩も転職するの!?」「あの後輩がまだ3年目なのに転職!?」という驚きの声が頻繁に聞かれるのもそのためです。実際、データもその傾向を示しています。

マイナビの調査によれば、2016年と比較して、業界の規模は約2倍に成長しています。コロナの影響で2020年には一時的に落ち込みましたが、その後はV字回復を遂げ、爆発的な成長を見せています。

さらに、この成長トレンドは今後も加速すると予想されています。なぜなら、2024年以降も転職希望者には「年収アップ」や「リモートワーク」といった魅力的な要素が多く提供されるからです。優良企業とそうでない企業との間で、以下のような明確な格差が広がっています。

イケてる企業

・年収: 物価の高騰や政府の支援を受けて、賃上げを進める企業が増えています。

・働き方: コロナ時代の経験を生かして、リモートワークを積極的に導入する企業が増えています。

ショボイ企業

・物価が上がっているのに、年収はそのまま

・働き方の柔軟性もない


もはや挑戦や勇気の話ではなく、合理的な判断として転職に踏み切る人がますます増えてきています。そうなると、転職をサポートするエージェントもより多くのビジネスチャンスを得るため、採用を拡大する傾向が強くなります。

つまり、人材紹介業界への転職を考えている人にとって、今は絶好のチャンスです。さらに、これまでご紹介したM&A業界やコンサル業界と比べると、採用のハードルもそれほど高くないのが魅力です。

懸念点

もし懸念点を挙げるとすれば、それは「高いコミュニケーション能力が求められる点」です。つまり、相手から信頼を勝ち取るための「人間力」が必要な仕事であり、向き不向きがはっきり分かれる可能性があります。

なぜ人間力が求められるのかというと、人材紹介の仕事は基本的に「人間頼み」で成り立っているからです。担当する業務が面談や企業とのやり取りであっても、転職希望者と採用企業の間に人間が介入して価値を提供する仕事です。そのため、転職希望者や高い報酬を支払っている企業から「あなたが間に入ってくれて良かった!」と言われるような、信頼を勝ち取る力が必要です。

当然、人材紹介業界には以下の能力が求められます。

  • 高い人間力: 信頼を築き、良好な関係を維持する力。
  • 高度な調整力: 多くの関係者のニーズや意見をうまく調整する能力。
  • コミュニケーション能力: 明確で効果的に情報を伝え、相手としっかり意思疎通する力。

おすすめの人・内定を取る方法

ぶっちゃけ、未経験でもこの3つがあれば内定を取る可能性が十分にあります。内定を取るための条件は次の3つです。

・大卒の学歴: 一般的に大卒の学歴が求められます。

・20代から30代前半の若さ: 年齢が若いほどチャンスが広がります。

・コミュニケーション能力: 良好な対人スキルが求められます。

おすすめの求人

ランサーズ株式会社

同社は、2008年4月設立後から、『インターネットだからこそ出来る価値の創造』と『個をエンパワーメントすること』を念頭にビジネスを行ってきました。
2019年に上場してからも、よりその思いは加速し、事業を前に推し進めています。

第1位:SaaS業界

おすすめの理由

ぶっちゃけ、2021~2022年あたりの方が勢いがあったと思います。ただ、今後はAIの登場によって厳しい競争が始まり、採用ハードルも以前よりかなり高くなっています。それでも、SaaS業界は依然としておすすめです。なぜなら、以下の2つの理由があるからです。

・業界の成長性: SaaSは依然として急成長している分野です。

・若手が未経験から転職しやすい: 若手の未経験者でも転職しやすい環境が整っています。

成長性についてですが、SaaS業界はまだまだ伸び続けます。というのも、SaaSもコンサル業界と同様に、DX(デジタルトランスフォーメーション)に深く関わっているからです。DXの勢いが止まらない限り、SaaSの成長も続くと考えられます。

こちら、富士キメラ総研のデータをご覧ください。2020年には約8,000億円だった市場規模が、現在では1.2兆円ほどに拡大しています。そして、2026年には1.7兆円にまで成長すると予測されています。

市場・採用拡大の理由

現在の市場規模が約1兆円というのは驚異的ですが、実は日本のIT業界全体の市場規模はその27倍、つまり約27兆円です。この中でSaaSビジネスはまだ全体の約4%程度しか占めていません。アメリカではすでにSaaSビジネスのシェアが約15%に達しているため、日本でも同じ水準まで到達すると考えると、現状の4倍ほどの成長余力があると予測できます。

要するに、次のようにまとめられます:

  • ここ数年で市場規模が約2倍に成長してきた
  • さらに、現状の4倍程度まで成長する可能性がある業界

大きな伸びしろがあるからこそ、人材が全然足りていないんです。

以下の円グラフは、2023年にSaaS企業の採用担当者1,005人にヒアリングしたデータです。見ての通り、約9割(87.3%)の人事担当者が「現在も積極的に採用を進めたい」と回答しています。

SaaS業界は非常に成長しており、これまでに多くの人材を採用してきましたが、それでもなお人手が不足しています。したがって、今でも狙い目の業界であることに変わりはありません。

懸念点

ただし、一つ気をつけておくべき点があります。それは、企業選びを慎重に行う必要があるということです。市場は今後も成長し続けるものの、淘汰が始まるからです。SaaS業界は以下のように、弱肉強食の構図になると予測されています。

・成長を共にする時代は終わり

・弱い企業はじり貧に追い込まれる

・強い企業は圧倒的な勝ち組となる

SaaS業界が盛り上がり始めてから5〜6年が経過し、勝ち組企業と負け組企業の差がはっきりと見えてきています。

今後の展開として、次のような変化が予想されます:

・勝ち組企業にさらに投資マネーが集まる

成功している企業には、より多くの投資資金が流れ込みます。

・集まった資金でAI技術をサービスに活用する

投資を受けた企業は、AI技術をサービスに導入し、さらなる成長を目指します。

・勝ち組企業が圧倒的なポジションを築く

これにより、勝ち組企業はさらに強固な市場ポジションを確立していくでしょう。

そのため、企業選びには十分な注意を払うことが重要です。

おすすめの人・内定を取る方法

SaaS営業に向いている人の特徴は、以下の3つです:

・自社の製品について学ぶ意欲がある

自社の製品やサービスに対する深い理解が求められるため、学び続ける姿勢が重要です。

・チームで行動できる

SaaS営業はチームでの協力が不可欠です。連携を大切にし、チーム全体で成果を上げることが求められます。

・長期目線でものごとを考える

SaaSビジネスは長期的な関係構築が重要です。短期的な成果だけでなく、長期的な視野での戦略が求められます。

転職してキャリアアップを目指し、苦労を厭わずに自分を成長させたいと考える方には、SaaS業界への転職が向いています。

おすすめの求人

株式会社SmartHR

同社は、人事・労務の業務効率化と、働くすべての人の生産性向上を支える、「クラウド人事労務ソフト」です。様々な労務手続きや書類のペーパーレス化や効率化はもちろん、従業員情報の一元管理や、蓄まったデータの有効活用もラクラクに。また、従業員と担当者間の煩雑なコミュニケーションが減ることで、働くすべての人の生産性向上を支えます。

まとめ

今回は、2024年に転職を考えている方にぜひおすすめしたい業界ベスト4を解説しました。簡単におさらいすると、おすすめ業界は次のとおりです!

2024年転職するなら特におすすめしたい業界ベスト4

第4位:M&A業界

第3位:コンサルティング業界

第2位:人材紹介業界

第1位:SaaS業界

2024年、転職を考えているあなたにとって、少しでも役立つ情報となれば幸いです。あなたの転職活動がうまくいくことを願っています。

シーカーズポートでは、IT業界に詳しいキャリアアドバイザーが、あなたのスキルや経験をヒアリングし、キャリアプランを実現できる企業を紹介します。転職を成功させたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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