バックエンドとサーバーサイドの違いとは？仕事内容や必要なスキルを紹介
目次
- バックエンドとサーバーサイドの違い
- そもそもバックエンドエンジニアとは？
- フロントエンドとの違い
- バックエンドエンジニアの仕事内容
- データベースの構築
- サーバーの構築
- 保守・運用
- バックエンドエンジニアの平均年収はどのくらい？
- バックエンドエンジニアが求められるスキル
- プログラミング言語の知識
- フレームワークの知識
- 保守運用のスキル
- バックエンドエンジニアの職を探しているならシーカーズポートへ相談を！
- バックエンドエンジニアに関するよくある質問
- フロントエンドとバックエンドの違いは？
- バックエンドエンジニアの将来性は？
バックエンドエンジニアに転職したい方にとって、プログラミング言語の習得やフレームワークの知識は必須です。また、バックエンドエンジニアの仕事内容を明確に理解していない方もいるでしょう。
この記事では、バックエンドとサーバーエンドの違いや仕事内容、平均年収などを網羅してお伝えします。ぜひ本記事を参考に、バックエンドエンジニアが自分に向いているか判断して、転職活動に役立ててください。
バックエンドとサーバーサイドの違い
バックエンドとサーバーサイドは、役割の一部が重複しているため同様の概念と考えられますが、厳密には違います。
結論、サーバーサイドの方がカバーする領域が広いです。
つまり、サーバーサイドの一部がバックエンドであると考えられます。バックエンドはフロントエンドからのデータを保存するのに対して、サーバーサイドはサーバー側でプログラムを実行・管理します。
職業として考えると、バックエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアは、同職の仕事として扱われることが多いです。
そもそもバックエンドエンジニアとは？
バックエンドエンジニアとは、Webサイトやアプリケーションにおいて、顧客から見えない部分を開発するエンジニアのことです。
例えばオンラインショッピングは、商品の検索やカートへの追加、必要事項の記入などさまざまな機能が正常に動かないと成り立ちません。
バックエンドエンジニアがいるおかげで、Webサイトがスムーズに動作し、オンラインショッピングや検索などをストレスなく実施できています。バックエンドエンジニアは、ユーザーが直接見ることのない部分の仕組みを構築する、縁の下の力持ちです。
フロントエンドとの違い
バックエンドとフロントエンドは、どちらもWebサイトやアプリケーションを開発するエンジニアです。しかし、担当箇所や使用するプログラミング言語に明確な違いがあります。
| 担当箇所 | 主なプログラミング言語 | |
| バックエンドエンジニア | 顧客から見えない部分 | Java、PHP、Python |
| フロントエンドエンジニア | 顧客が直接目にする部分 | HTML、CSS、JavaScript |
フロントエンドエンジニアは、顧客が直接見ながら触れる部分の仕組みづくりを行います。Webサイトが正常に作動するためのプログラミングではなく、画面のデザインを使いやすくするイメージがわかりやすいでしょう。
バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアともに、独自の役割と専門知識を有しており、Webサイトやアプリケーションでは欠かせない人材です。
バックエンドエンジニアの仕事内容
次に、バックエンドエンジニアの仕事内容を確認しましょう。
基本的には、システム開発の全工程を担当します。
- データベースの構築
- サーバーの構築
- 保守・運用
システムの構築から保守・運用まで、バックエンドエンジニアの出番は多岐にわたります。
データベースの構築
データベースの構築は、バックエンドエンジニアの重要な役割です。データベースとは、Webサイトやアプリケーションが情報の保存や利用をするための中心となる場所であり、効率的な設計と管理が求められます。
バックエンドエンジニアは、適切なデータベース専用ソフトを選択して構造を設計します。
主なデータベース専用ソフトは、以下の通りです。
- MySQL
- Oracle
- kintone
データベースの適切な構築は、Webサイトやアプリケーションのパフォーマンスに直結するため、適切な専用ソフトの選択や設計がバックエンドエンジニアの評価につながるでしょう。
サーバーの構築
バックエンドエンジニアの仕事として、サーバーの構築が挙げられます。サーバーは、Webサイトやアプリケーションが動作するための基盤であり、性能と安定性はサイト自体の品質に大きく影響します。
バックエンドエンジニアがサーバーの構築に伴い実施する業務は、以下の通りです。
- サーバーマシンの選定や導入
- 適切なサーバーソフトウェアのインストール
- サーバーの監視やセキュリティチェック
構築が完了しても、アプリケーションが人気を集めてユーザーのアクセス数が増えると、サーバーが負荷に耐えられなくなる可能性があります。
そのため、さまざまな状況に対応してスケーリングを実施するなど、サーバーを最適化する技量がバックエンドエンジニアには求められます。
保守・運用
開発したWebサイトやアプリケーションの保守・運用も、バックエンドエンジニアの大切な仕事です。
バックエンドエンジニアの保守・運用とは、サーバーやデータベースが問題なく運用され続け、トラブルが発生した場合は迅速に対応することを指しています。
バックエンドエンジニアの定期的な監視は、ハードウェアの故障やセキュリティの脆弱性にいち早く気づくためにも、大切な仕事です。
バックエンドエンジニアは、Webサイトを開発するだけでなく、安定して運用が続けられるようにメンテナンスしなければいけません。
バックエンドエンジニアの平均年収はどのくらい？
バックエンドエンジニアの平均年収は、約700万円となり、日本人の平均年収は、443万円なので比較的高い収入といえるでしょう。（参照元：民間給与実態統計調査（令和3年分））
バックエンドエンジニアは、専門的な知識と豊富な経験が必要であり、Webサイトやアプリケーション開発において重要な役割をはたしているため、年収が高いと予想できます。
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バックエンドエンジニアが求められるスキル
次に、バックエンドエンジニアに求められるスキルを解説します。
Webサイトやアプリケーションを正常に動作させるための知識が、主に必要なスキルとして挙げられます。
- プログラミング言語の知識
- フレームワークの知識
- 保守運用のスキル
それでは、詳しく見ていきましょう。
プログラミング言語の知識
バックエンドエンジニアは、プログラミング言語の知識が必須です。データベースの構築やアプリケーションの開発には、さまざまなプログラミング言語を理解し、効果的に使用しなければいけません。
バックエンドエンジニアが頻繁に使用するプログラミング言語は、以下の通りです。
- Java
- Python
- PHP
- Ruby
プログラミング言語ごとの特徴や使い道を勉強することで、バックエンドエンジニアとしての能力が身に付きます。それでは、詳しく見ていきましょう。
Java
Javaとは、Google三大言語の1つであり、日本でも昔から愛用されているプログラミング言語です。Javaは、Web開発以外にもスマートフォンアプリや基幹システムで幅広く使用されています。特に、アンドロイドのアプリや大規模なシステム構築で用いられることが多いプログラミング言語です。
また、windowsやMacなど、どのような環境でも問題なく動作するのが、Javaの大きな特徴といえるでしょう。
Python
Pythonとは、Javaと同様にGoogle三大言語の1つであり、オープンソースで管理されているプログラミング言語です。Pythonの大きな特徴として、少ない桁数でコードが書ける簡単な言語であることが挙げられます。Webサイトはもちろん、人工知能の開発や解析などでも用いられるため、需要の高い言語といえるでしょう。
世界的に有名なYouTubeやInstagramは、Pythonによって支えられています。
PHP
PHPとは、Web開発に特化したシンプルなスクリプト言語です。そのため、ほかのプログラミング言語に比べて、習得が容易であると考えられています。PHPは、Webサイトの動的なコンテンツの作成に向いているという特徴があります。そのため、お問い合わせフォームやECサイトの開発で使用されることが多い言語です。
Webサイトの作成が得意なプログラミング言語なので、スマートフォン向けのアプリケーション開発には向いていません。
Ruby
Rubyとは、日本人によって開発されたシンプルなコードが売りのスクリプト言語です。ほかのプログラミング言語に比べて、汎用性が高いことからさまざまなWebサイトの作成に使用できます。Rubyの特徴として、日本語の情報がネット上に多数あり、初心者が学習しやすい言語であることが挙げられます。
バグや急遽サイトの仕様変更になった場合でも、ひな形が豊富に存在するため、対応しやすい点がRubyを使用する大きなメリットでしょう。
フレームワークの知識
バックエンドエンジニアに求められるスキルとして、フレームワークの知識が挙げられます。フレームワークとは、プログラミング言語におけるテンプレートや一定の枠組みを表した言葉です。
フレームワークの知識が豊富にあるプログラマーは、すべてを0の状態から開発する必要がないため、コード作成にかかるコストや時間を削減できます。
バックエンドエンジニアが用いる代表的なフレームワークは、以下の通りです。
- Ruby on Rails
- CakePHP
- Django
フレームワークを活用すれば、素早く安定した開発を実現できるでしょう。
保守運用のスキル
バックエンドエンジニアは、プログラミング言語を用いて開発するだけでなく、システムの保守・運用のスキルも重要視されます。システムの保守・運用が適切に行われなければ、ユーザーが快適にサービスを利用できません。
そのため、アプリケーションの開発から保守・運用まで任せられる一人前のバックエンドエンジニアを目指しましょう。
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この記事では、バックエンドエンジニアの仕事内容や必要なスキルを解説しました。
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バックエンドエンジニアに関するよくある質問
フロントエンドとバックエンドの違いは？
フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの大きな違いは、顧客に見える箇所を開発するかどうかです。
バックエンドエンジニアは、裏方でありデータベースの管理やサーバーの構築を実施します。反対に、フロントエンドエンジニアは、UIのデザインやUXの最適化が主な仕事内容です。
バックエンドエンジニアの将来性は？
IT人材需給に関する調査によると、2030年には約79万人のIT人材が不足すると予想されています。
そのため、バックエンドエンジニアの活躍はさらに重要視され、将来性は高いといえるでしょう。企業は、IT人材の確保を重要な問題として考えなければなりません。
