転職マガジン

未経験からのエンジニア転職(WCM軸編)

未経験からエンジニアに転職するのは難しい?

こんにちは。広報担当の蜂須賀です。今回の投稿では、目を引くようにとキャッチ—に題させていただきました。ですが、本記事は「エンジニア未経験だけど、これからエンジニア職への転職活動を始める方」にとって超タメになる記事であると自負しています。私の長い体験を通して未経験の方に求められる要素とは何か?をなるべく短くまとめてみました。

結論を先に述べますと、「目標設定」と「ステップ」を間違わなければ難しくありません。

これからお伝えする事を実践できれば、未経験からのエンジニア転職の可能性が現在地よりもグッと近くなります。エンジニア転職でなくとも、転職全体に共通する事項が多々ありますのでご参考にいただけたら幸いです。

目次

  • WCMってなに?
  • 何から勉強を始めればいい?
  • 目標設定(Will)
  • 未経験エンジニアのアピールポイント(ステップ/Can)
  • 志望動機(Must)

WCMってなに?

人材紹介業ではWill+Can+Mustの事で、転職において非常に大事な要素です。
Willは長期目標からドリルダウンして、中期→短期と逆算して設定すると良いです。
Canは現在何ができる(できるようになった)のか、ソフトスキルとハードスキル両方を整理します。
Mustはあなたがその会社に入って実現したい事+会社から募集枠に対して求める事のフィットを見ます。

このWCMがフィットしないと、実りある豊かな転職とは言えないでしょう。
逆を言えば、WCMがフィットすればそれは実りある豊かな転職と言えます。

WCM図解 理想と現実のギャップを定量測定する

超頻出質問「何から勉強すれば良いのか?」

この質問は、ほとんどがプログラミング言語の事を指していて、プログラミング言語はハードスキルです。エンジニア未経験の方は、まずハードスキルの面では勝負にならない事がほとんどなのでソフトスキルで差別化できるよう、目標を設定してください。答えとしては「目標設定から始めてください」です。

少しキツい表現を使いましたが、実際の採用現場でも最近ではよく「実務経験1年以上~」といった条件を見る事があります。未経験と1年では、実務経験をしているかそうでないかで、それほど差が生じるといった事を表しています。そのため、独学でのハードスキル勝負は相当に分が悪いですのですが、未経験エンジニア転職で難航している方はハードスキルで勝負をしてしまいがちです。

目標設定(Will)

1,近い将来、エンジニアとしてどうなりたいか理想の自分を描いてください。
2,3年以内に実現したいことを決めましょう。
3,入社後1年以内に実現したいことを決めましょう。

なんとなくで掲示板や投稿サイト、ECサイトのコピーサイトを流行りの言語で作ってみるのではなく、まず自分がどういうエンジニアになりたいのかを言語化してみましょう。そうするとそのサービスを手掛けている企業が絞れるようになってきて、自分にはどの言語習得が必要であるかが分かります。

悪い例では、とりあえずPHPを独学で学んでみて掲示板サイトを作ってみたので、これを基にPHP言語で募集のある企業を探し出しますが、志望動機が書けません。志望動機のない未経験エンジニアの転職はソフトスキルが測れないため困難です。一概に「〇〇〇が作りたい」と言っても、企業の規模によってサービス提供の相手が仮想か現実のユーザーニーズかといった違いもあります。そうして転職活動が難航している内、次第に自分の行動・選択が信じられなくなり漠然とした不安が消えず、パフォーマンスが出せないままの転職活動が続き疲れてしまいます。まず自分がエンジニアとして何を成したいかを明確にする必要があります。

未経験エンジニア転職でのアピールポイント(ステップ/Can)

大きく以下の3つのステップがアピールポイントになるでしょう。

1,課題を発見するスキル(思考プロセス)
(例)〇〇エンジニアになるためのスキルを〇〇と仮定し、〇〇で学習を行った。
2,実行スキル(自走能力)
(例)ポートフォリオ
3,改善スキル(継続力)
(例)ポートフォリオの更新、アップデート

この段階で、間違っているかどうかは気にする必要がありません。間違いに気付けばその都度修正すれば良いです。ここで大事なのは自分でどう仮説を立ててどう学習を実行したかの思考プロセスです。このプロセスを明確にすることで、1~3のソフトスキルをCanとしてアピールすることができるようになります。

志望動機(Must)

ソフトスキル以外にもう1つアピールできるものが「志望動機=カルチャーフィット」です。もはや未経験エンジニア転職において差別化ができるアピールポイントはソフトスキルとカルチャーフィットのみだと言っても過言ではありません。

ステップを間違えると志望動機を考える事は難しいのですが、WCが整理できていれば自然とMが連動して出来上がります。「自分の長期~短期目標は〇〇で、その為に〇〇といった試行錯誤を行い〇〇を作成しました。貴社においては〇〇の面から貢献することができ、企業理念(募集要項)の〇〇は私の目標と一致しています。」のように述べる事が可能となります。

採用面接では、候補者一人のために現場社員・管理者・経営層と何人もの社員が時間を使うもので、その時に志望動機がなければ残念という心理が少なからず発生してしまいます。ビジネスパーソンとして、事前準備を怠らず相対する全ての方に敬意をもって接するというのは最低限の事です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
答えのないテーマではありますが、自分の過去体験を踏まえてまとめてみました。シーカーズポートでは、未経験エンジニアやポテンシャル採用枠へのご支援も得意とするエージェントが在籍しております。カジュアルな相談からでも是非ご検討いただけますと幸いです。

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