ITコンサルタントの志望動機の書き方は?ポイントや注意点も解説
目次
- 【中途転職】ITコンサルタントの志望動機の書き方
- 応募先企業を選んだ理由を明確にする
- ITコンサルタントを選んだ理由を明確にする
- 自分を採用するメリットを伝える
- ITコンサルタントの志望動機の例文
- ITコンサルタント経験者の志望動機の例文
- ITコンサルタント未経験者の志望動機
- H2. ITコンサルタントに求められる3つのスキル
- 論理的思考力
- IT全般の知識
- 強い精神力
- ITコンサルタントへの転職を目指す際の注意点
- 会社を志望した理由が曖昧になっている
- ITコンサルタントの仕事を理解できていない
- ITコンサルタントへの転職を希望するならシーカーズポートがおすすめ!
「志望動機を作成するのが難しい」や「志望動機に書いている内容が正しいのか分からない」と思う人も多いのではないでしょうか。
志望動機は、転職活動において書類や面接の合否を分ける重要なポイントです。この記事では中途転職でITコンサルタントを目指す人に向けて、志望動機の書き方や例文を紹介します。
ITコンサルタントに求められるスキルや転職を目指す際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
【中途転職】ITコンサルタントの志望動機の書き方
中途転職の場合にITコンサルの志望動機を書く際は、以下の内容を意識しましょう。
- 応募先企業を選んだ理由を明確にする
- ITコンサルタントを選んだ理由を明確にする
- 自分を採用するメリットを伝える
それぞれ詳しく解説します。
応募先企業を選んだ理由を明確にする
志望動機を書くときは、応募先企業を選んだ理由を明確にすることが重要です。採用する企業側は、内定を出したあとに辞退されることを避けたいため、多くの会社の中から「なぜ自社が選ばれたのか」という理由を知りたいと考えています。
応募先企業をよく研究し、その会社だからこそ応募したという理由を明確にすることで、採用担当者に自社に貢献してくれる人材と思われる可能性が高まるでしょう。
またITコンサルタントの仕事内容は多岐に渡るため、会社ごとに求められる人材も変わります。応募先の企業を研究することで、その会社が求める人材がわかるようになれば、自身のスキルを活かせることをアピールできるでしょう。
企業側は長く自社で働いてくれる人を採用したいと考えているため、入社後のキャリアプランを明確に描けている人は採用される確率が上がります。ただし、「会社でスキルを学んで独立したい」といった志望動機は会社をいずれ辞めると言っていることになり、マイナスの印象になるため避けましょう。
ITコンサルタントを選んだ理由を明確にする
志望動機を作成する際は、ITコンサルタントを選んだ理由を明確にしましょう。ITコンサルタントはやりがいのある仕事ですが、ITの知識はもちろん経営に関する知識など幅広い知識を求められます。IT業界は日々進歩し続けているため、新しい情報を常に学んでおかなければなりません。
ITコンサルタントは業務量や仕事内容が多く、残業が増える可能性もある中でクライアント企業の経営を改善させなければならないため、プレッシャーを感じやすい仕事です。大変な仕事である分、採用されてもすぐに辞めてしまう人もいます。
ITコンサルタントという仕事自体にやりがいを感じ、仕事の大変さを理解したうえで働きたいことをアピールしましょう。アピールできると、採用担当者に自社で長く働いてくれる人材だと見込まれて、採用されやすくなるでしょう。
自分を採用するメリットを伝える
自分を採用するメリットを伝えることも重要です。ITコンサルタントには豊富な経験と実績が求められるので、自分を採用するメリットを伝えるために経験やスキルをまとめましょう。
ITコンサルタント未経験の人は、自分の過去の経験やエピソードを具体的に説明し、ITコンサルタントの仕事に生かせることをアピールする必要があります。また、IT系の職種を経験している場合は、過去の実績やスキルをまとめておきましょう。
ITコンサルタントの仕事に活かせるスキルは以下のとおりです。
- 問題解決力
- 思考ツール活用力
- IT戦略立案力
- コミュニケーション力
- プロジェクトマネジメント力
- 業界知識
- 業務知識
ITコンサルタントに必要なスキルについては、後に詳しく解説するので、そちらを参考にしてください。
ITコンサルタントとして持っていると有利な資格は以下のとおりです。
- 中小企業診断士
- ITコーディネータ
- ITストラテジスト
- ベンダー企業系資格(EAP、SAP、Oracle)
これらの資格を持っている人はアピールするとよいでしょう。
自分の経験やスキルをまとめることで、自分が応募先の企業にどう貢献できるかがわかってきます。志望動機を書く際、自分にどのようなスキルがあり、採用するとどのようなメリットがあるのかを具体的に伝えることで、企業側もあなたが自社で働くイメージがしやすくなるでしょう。
なお、自己PRの例文や履歴書・職務経歴書の効果的な書き方については以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
内部リンク:受かる自己PRの例文を紹介!履歴書・職務経歴書の効果的な書き方
ITコンサルタントの志望動機の例文
ITコンサルタントの志望動機の書き方について、詳しく解説しました。
ここからは、ITコンサルタントの志望動機の例文を紹介します。
- ITコンサルタント経験者の志望動機の例文
- ITコンサルタント未経験者の志望動機の例文
それぞれ紹介しますので、参考にしてみてください。
ITコンサルタント経験者の志望動機の例文
ITコンサルタント経験者の場合は、これまでにどのような企業のITコンサルをしたのか、またコンサルによってどのような結果が得られたのか、具体的にアピールしましょう。
そのうえで、今まで培ってきた知識と経験を活かして、応募先企業に貢献できる事柄を書くとよいです。
【例文】
私は現在、国内の大企業向けのITコンサルタントとして6年間働いております。主に製造業のコンサルティングを担当し、6年間で約30社のクライアントのプロジェクトに参加しました。その中のある企業で前年度比20%の業績アップに貢献したことがあります。 私は今の仕事を通じて、クライアントの下請けである中小企業の経営者の方と話する機会が多いのですが、IT化が遅れている会社が多いと感じました。多くの中小企業経営者の方と話をするなかで、IT化が遅れている会社にITを導入して業務を効率化させ、業績を上げるお手伝いがしたいと考えるようになりました。 中小企業に向けてのITコンサルタントは未経験ですが、これまで数々のクライアントとやりとりする中で培ってきたコミュニケーション能力や課題抽出、仮説検証の実行力は業務に生かせると思っております。 貴社は中小企業のコンサルティングに力を入れてらっしゃるので、御社で中小企業向けのITコンサルタントとして中小企業の業務改善に携わりたいと考え、御社で働くことを志望しました。 |
ITコンサルタント未経験者の志望動機
ITコンサルタント未経験から転職する場合は、自分のこれまでの仕事で得た知識や経験をアピールしましょう。
そのためにも、自分の強みを把握しておく必要があります。また、応募先企業にどれだけ貢献できるのか、クライアントの発展に貢献する意識もアピールするとよいでしょう。
【例文】
私はSEとして5年間システムの開発に携わっています。SEとしてこれまで培ってきた技術と経験を活かして、さらにお客様に寄り添った形で利益改善のお手伝いをしたいと考え、ITコンサルタント職を志望いたしました。 これまでSEとして働いてきたなかで、「お客様の要件に合うシステムを作ったにもかかわらず、満足いただけなかった」という場面を少なからず見てきました。そのたびに、お客様にとって本当に必要なシステムを提案できたらという後悔の思いがありました。 企業にとってシステムを導入するには多額の費用がかかることです。多額の費用をかけて導入するのであれば、そのシステムによって業績の改善や業務の効率化ができるようにしたいと思っています。 ITコンサルタントはSEよりさらに高度な知識や技術、人間性を磨く必要があることは把握しています。ただ、自分の能力を高めるために学び続けなければならない環境に身をおき、スキルを磨くことで多くのクライアントに貢献できる人材になりたいと考えています。 貴社の経営理念である「顧客の先の顧客を満足させる」という考えにとても共感しました。私もクライアントだけでなく、その先にいる人の役にも立ちたいと思い、貴社を志望いたしました。 |
ITコンサルタントに求められる3つのスキル
ITコンサルタントに求められるスキルは、以下の3つがあります。
- 論理的思考力
- IT全般の知識
- 強い精神力
それぞれ具体的に見ていきましょう。
論理的思考力
ITコンサルタントは、顧客の経営課題を明確にして課題をITでどう解決するのかを提案します。問題の認識や解決策の方針が間違っていては、システムを開発しても高い効果が期待できません。重要な問題に焦点を当て、解決策を導き出すためには論理的な思考が必要となります。
また、ビジネス課題の解決策を提案する際にも論理的な思考が求められます。企業の経営層やクライアントのなかには、ITの知識があまりない人も少なくありません。経営層やクライアントに対して、提案内容をわかりやすく説明するために、論理的かつ体型的に考えるスキルが必要です。
仕事はチームで行うことが多いため、チームメンバーに業務を段取りよく説明するためにも、論理的思考は必要となるでしょう。
IT全般の知識
ITコンサルタントとはIT技術を使ってクライアントの問題を解決する仕事です。問題を解決するためには、IT技術に関する幅広い知識が求められます。システムの導入を提案して支援するにも、システム開発に関する知識だけ持っていても役に立ちません。
そのため、ソフトウェア・ハードウェア・データベース・ネットワークなどの知識も必要とされます。
ITの世界は情報のアップデートが早く、日々進歩し続けているため、常に最新のトレンドを把握してビジネスに活かすために学習し続けるのも重要です。
強い精神力
ITコンサルタントの仕事は、クライアント企業のスケジュールに依存することがあり、長時間労働になる場合も多いでしょう。先に述べたように、ITの知識があまりない人に対して納得させなければなりません。そのため、長時間労働に耐えられる体力も必要ですが、強い精神力やストレス耐性も求められます。
また、ITコンサルタントの仕事はクライアントの業績に直結しています。自分の提案によって業績が大きく上向いたときの達成感はとても大きいですが、その分プレッシャーも強く感じるでしょう。
コンサルタントは結果が求められるため、数字で評価されます。仕事の評価が数字で突きつけられることは、慣れない人にとっては精神的な負担が大きくなるため、強い精神力が必要となります。反対に数字に向き合うことに慣れている人はITコンサルタントに向いているといえるでしょう。
ITコンサルタントへの転職を目指す際の注意点
ITコンサルタントへの転職を目指す際の注意点は、以下のとおりです。
- 会社を志望した理由が曖昧になっている
- ITコンサルタントの仕事を理解できていない
それぞれ詳しく解説します。
会社を志望した理由が曖昧になっている
会社を志望した理由が曖昧になっていると、なぜその会社に入社したいのかが伝わりません。志望した会社でなければいけない理由や、志望した会社だからこそ自分が貢献できることをアピールする必要があります。
明確な理由がないと、企業側は自社に入社してもらう必要性を感じないため、採用に至らないでしょう。応募する際には、志望した企業を研究し、自分の経験やスキルを把握しましょう。
ITコンサルタントの仕事を理解できていない
ITコンサルタントは、ITの知識と経営両方の幅広い知識が必要となります。そのため、ITコンサルタントの仕事内容が理解できていない時点で、採用しても自社に貢献してもらうのは難しいと思われるでしょう。
また、仕事内容を理解したうえで志望動機を伝えないと、論点がずれる可能性も高いです。志望動機がどんなに素晴らしくても、応募者の経験やスキルなどアピールポイントが企業の求めるものと異なれば、やはり採用に至るのは難しいでしょう。
ITコンサルタントの仕事の内容を理解したうえで、自分が応募先企業にどんなスキルでどう貢献できるのか、具体的に伝えられるようにしましょう。
ITコンサルタントへの転職を希望するならシーカーズポートがおすすめ!
今回は、ITコンサルタントの志望動機の書き方について紹介しました。ITコンサルタントの仕事は業務内容の幅が広く、クライアントの業種によって持っておくべき知識が大きく変わってきます。
志望する企業によって求められるスキルや、人材も変わります。自分がどんな職種の企業とどんな仕事をしたいのかを具体的に考え、それに合う企業を探すとよいでしょう。
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