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ゲームプログラマーの年収は高い?年代別の平均も紹介!

目次

プログラマーの中でもゲームプログラマーは年収が高いといわれています。では実際、ゲームプログラマーの年収はいくらなのでしょうか?

この記事では、ゲームプログラマーの雇用形態別の年収や、年収を上げる具体的な方法、ゲームプログラマーの将来性について詳しく解説します。

現在ゲームプログラマーとして働いている人も、未経験でゲームプログラマーを目指している人も、ぜひ参考にしてみてください。

【雇用形態別】ゲームプログラマーの平均年収

ゲームプログラマーの平均年収は、厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」を見ると、579.8万円となっています。

プログラマーの平均年収が550.2万円のため、プログラマーの中では年収が高いと言えるでしょう。

とはいえ、ゲームプログラマーは他の職種と同じように正社員・派遣社員・フリーランスなど働き方によって平均年収は変わるので、ここからは雇用形態別にそれぞれの平均年収を詳しく紹介します。

正社員の場合

先ほど紹介した厚生労働省の職業情報提供サイトによると、ゲームプログラマーとして働いている人のうち58.1%が正社員です。

ゲームプログラマーの半数以上が正社員として雇用されています。正社員のゲームプログラマーの年収は、働く会社によって大きく変わります。年収は300万円台〜800万円台と幅が広く、500万円〜550万円台が最も多いです。勤める会社と業務内容によっては1400万円になる人もいます。

そのため、正社員の場合でも年収には大きな差があり会社や役職、役割で給与も変わってきます。

派遣社員の場合

ゲームプログラマーのうち16.1%の人が派遣社員として働いています。派遣社員で働くゲームプログラマーは平均時給が2,200円程度です。1日8時間・週5日勤務として年収に換算すると464万円なのでボーナスが出ないので、年収500万円台を超える人はあまりいません。

そのため、派遣社員の場合だと高いスキルを持っていても500万円を超えるのは難しいでしょう。

フリーランスの場合

ゲームプログラマーのうち、22.6%の人がフリーランスまたは自営業として働いています。フリーランスの年収は人によって大きく変わりますが、約700万円〜1000万円です。スキルや実績がある人は、正社員よりもフリーランスで働く方が年収が上がる可能性があります。

フリーランスの人は2割程度と少ないですが、大幅に年収アップも期待できる働き方です。

ゲームプログラマーが年収を上げる方法は5つ

ここからは、ゲームプログラマーが年収を上げる方法を5つ紹介します。

  • 実務経験を積んでスキルを磨く
  • マネージャー業務を経験する
  • 転職する
  • フリーランスになる
  • 副業をする

それぞれの方法について詳しく紹介していきます。

 実務経験を積んでスキルを磨く

ゲームプログラマーが年収を上げるには、実務経験を積んでスキルを磨くことが重要です。ゲームプログラマーの仕事内容はゲームの企画に基づいて作成した設計書や仕様書に沿って開発言語を使用してプログラムを組み、ゲームを完成させることです。

ゲームは家庭用ゲーム機・パソコン・スマホとさまざまなプラットフォームがあります。ジャンルもアクション・RPG・パズル・音楽など種類も豊富です。

ゲームプログラマーとひとことで言っても、業務内容はゲームのプラットフォームによって使用するプログラミング言語や仕事の進め方が大きく変わり、与えられた役割によって全く異なった仕事をすることもあります。そのため、業務ごとに必要なプログラミングスキルや言語が変わります。

ゲームプログラマーのスキル・経験の例をまとめると以下のとおりです。

  • 使えるプログラミング言語の数
  • ゲームエンジンのツールの経験
  • サーバー構築・運用・保守の経験
  • 管理ツールの経験
  • ゲーム業界での業務経験と実績
  • リモート勤務の経験の有無

実務経験を積んで、多くの開発工程を経験し、扱えるプログラミング言語が多いほど年収が高くなる傾向があります。

マネージャー業務を経験する

ゲーム作りは1人ではできないので、複数人でチームを組んで作ります。チームをまとめる「メインプログラマー」と呼ばれるリーダー的なポジションや、マネージャー業務を経験することで年収は上がります。

マネージャーをするには、知識・技術はもちろんのこと、豊富な経験が必要です。その上、チームをまとめ上げる統率力とリーダーシップが求められます。

マネージャーのスキルは経験がとても重要なので、誰でもすぐになれる分けではありません。

また、メインプログラマーは自らもプログラミングをするので、業務量も責任も大きいです。そのため、それ相応の給料が見込めます。マネージャーになると平均年収も800万円〜900万円と上がります。

さらにスキルや実績次第で年収が1000万円を超えることもあります。大手ゲーム会社はマネージャー経験者を求めている場合も多いため転職にも有利です。

転職する

転職も年収を上げる1つの方法です。会社によって給与には大きな差があり、大手などに就職すると年収1000万円を超えることもあります。大手企業への就職は簡単なことではないですが、年収を上げる手段です。

また、大手企業以外にも年収が平均より高い会社はたくさんあるので自分が望む給与をくれる会社を探して転職するのもおすすめです。

転職は年収をあげるうえで、比較的早く達成しやすい方法です。職場環境が変わったり勤務時間が変わったりするので精神的にも大変ですが選択肢に入れて検討してみましょう。

実際に転職して年収が上がった人は多くおり、転職理由として「年収を上げたい」という意見を挙げる人も一定います。

フリーランスになる

フリーランスになれば、会社に属さない分いろいろな企業と契約し、幅広い案件を受けられます。スキルがあれば同時に複数の企業の案件をこなせるので、会社に勤めているときと違い、自分で金額交渉が可能です。

多くの業務やさまざまなジャンルの案件をこなしていくことで、スキルや実績がついていきます。フリーランスで働くには、プログラマーのスキルだけでなく、営業や経営に関するスキルも必要になります。仕事を積み重ねていくことで、幅広い知識や技術・人脈が手に入り、ディレクターやプロデューサーの仕事をするようになれば、さらに年収が上がるでしょう。

また、フリーランスで働くゲームプログラマーのなかには年収1000万円を超える人もいます。しかし、スキルがなければ仕事も獲得できないので、収入はありません。フリーランスになるには、たくさんのスキルと経験を身に付けてからなることをおすすめします。

副業をする

ゲームプログラマーで副業をしている人は多く、主な副業はゲーム開発やアプリ開発です。これらの仕事は副業エージェントや、クラウドソーシングのサイトを利用して契約します。クラウドソーシングは手数料も高く、労働に対して報酬が安く設定されているものが多いので、気をつけましょう。

副業をすると、仕事以外の時間を充てるため、身体的に楽ではありません。プライベートの時間が減るため、家族やパートナーとの時間がとれなくなります。

ただし本業とは違う案件を扱うことで、さまざまなプラットフォームやアプリの開発環境における業務が経験でき、スキルアップに繋がります。その結果、本業の業務範囲が広がり、年収アップが期待でるでしょう。また、副業をすると人脈が広がります。

とはいえ副業には、先に述べたように「休みがなくなる」ことや「副業の業務量が多すぎて本業に支障が出る」といったデメリットもあります。副業をする場合は、身体を休める時間は必ず確保したうえで自分の使える時間と、こなせる業務量を把握し、それに合うものを選びましょう。

ゲームプログラマーの将来性 

以前は「ゲームは子どもが遊ぶもの」というパブリックイメージがありました。しかし近年ではゲームを趣味とする大人も多く、YouTubeでのゲーム実況なども人気のあるコンテンツです。

昔のようにテレビとゲーム機がなければできないものではなく、ゲーム機だけ持ち運んで遊べるものや、スマホやパソコンでできるゲームも一般化しています。年々ゲーム機本体のスペックが上がり、昔では考えられないほどの高画質な映像が流れることも魅力でしょう。

また、eスポーツはデジタルオリンピックという名の大会が開催されています。eスポーツが知られることでゲームも高度なスキルが必要なスポーツの一つと認められることになり、ゲームに対する世間の注目度は上向きです。

さらに、VRやARといった新しい技術を使ったゲームの開発や、ソーシャルゲームもスマホのスペックが上がったことで、今まではできなかった新しい形のゲームが生まれてくることが予想されます。

こういった背景からも、今後ゲーム業界はますます発展していくことが考えられるでしょう。新しい技術の登場や発展によって、ゲームプログラマーの需要は更に増え、その分収入も上がりやすくなります。ゲームプログラマーはとても将来性のある仕事といえます。

転職で年収を上げたいならシーカーズポートへ!

今回はゲームプログラマーについて、雇用形態別の平均年収・年収を上げる方法・ゲームプログラマーの将来性についてお伝えしました。ゲーム業界は年々進化しており、VRやARを使った新しいゲーム機ができたり、昔は単純なゲームしかできなかったスマホで家庭用ゲーム機と同じような操作性や高画質の映像が流れたりするようになっています。

また、ゲームプログラマーは他のプログラマーと比べても平均年収が高い傾向にあります。ゲームプログラマーには幅広い知識と技術が求められるからです。ゲームはチームで開発するため、たくさんの人手も必要です。そのため、ゲームプログラマーの需要はこれからも伸びていくことでしょう。

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