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文系出身は新卒エンジニアになれる?必要なスキルと理系にはない強みを解説

目次

「文系でもエンジニアになれるの?」

「文系エンジニアに求められるスキルは?」

エンジニアへの転職を検討しているヒトの中には、上記のような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。結論、文系でもエンジニアになれます。また、求められスキルに関しては、基本的なITスキルからコミュニケーション能力など多様なスキルが必要です。

本記事では、文系エンジニアに求められるスキルや必要な勉強などを紹介します。文系でエンジニアへの転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

文系でもエンジニアになれる?文系エンジニアの割合を紹介

結論、文系でもエンジニアになれます。エンジニアと聞くと理系をイメージがありますが、必ずしもそうとは限りません。

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が発表したIT人材白書2020によると、30.2%が文系出身者と出ています。言い換えれば10人に3人は文系出身です。

つまり、文系でも求められるスキルを正しく理解し勉強していくことができれば、エンジニアになることは可能です。

文系エンジニアになるのはきつい?エンジニアに求められるスキル6選

エンジニアに求められるスキルは、主に以下の6つです。

  • 基本的なITスキル
  • コミュニケーション能力
  • プレゼンテーションスキル
  • 問題解決能力
  • 語学と文章力
  • 学習意欲

それぞれ詳しく見ていきましょう。

基本的なITスキル

エンジニアになりたいのであれば、ショートカットキーの活用やITパスポートで出題されるような知識は欠かせません。知識があるかどうかで、クライアントとの打ち合わせやプロジェクトチームでの会議などがスムーズに進行できるか決まるといえます。

近年では、YouTubeや各SNSでITスキルに関連する情報発信が頻繁に行われているので、個人で勉強できる機会は多いです。エンジニアになりたい人は必ず学習しておきましょう。

コミュニケーション能力

エンジニアは1人で黙々と作業するイメージが強いですが、実際はチームの一員として立ち回る場面が多くあります。

つまり、進捗報告やプロジェクトの概要共有など、人と会話できるコミュニケーション能力はエンジニアの必要条件といえます。情報共有が上手くできていないと、大きなエラーを引き起こす原因になりかねないので、密な連絡は必須です。

また、良いシステムを作るためには顧客の要望を引き出すヒアリング能力も大切です。

プレゼンテーションスキル

エンジニアは予算の範囲内でより良いシステムを開発するために、クライアントへ自分の意見を正確に伝えるプレゼンテーションスキルが必要です。

自分の意見が上手く伝わらないとクライアントとの間に認識のズレが生じ、クレームの原因にもなります。また、どれだけ品質の高いサービスであっても、相手に魅力が伝わらなければ意味がありません。

そのため、聞き手に納得してもらえるようなプレゼンテーションスキルを身に付けておきましょう。

問題解決能力

エンジニアをしていると、頻繫に発生するエラーに悩まされることが多くあります。実際、プログラミング学習者が挫折する理由の9割は、エラーの解決を自分でできなかったことが原因です。

(参考:株式会社SAMURAI「プログラミング学習者の約9割が挫折を経験 挫折時に「気軽に聞ける環境があればよかった」人が6割に」

実際に働き始めると顧客を相手にするため、エラーを自分で解消できる能力がないと、顧客だけでなく同僚にまで迷惑をかけてしまいます。また、システムによっては損害賠償請求にまで発展する可能性も考えられるでしょう。

エンジニアとして働くには、問題解決を自分でできる能力は必須といえます。

語学と文章力

エンジニアとして活躍するには、語学力や文章力があることも非常に大切です。

プログラミング言語は英語で書かれています。そのため、コードのエラーに対するリサーチを行う際には、海外サイトを見た方がスムーズに仕事を進められる場合が多々あります。

また、文章力は仕様書の作成や報告書の作成などの工程で必要不可欠です。語学力や文章力は、文系の方が触れてきた機会も多く比較的得意な分野であるといえるため、理系に比べて有利でしょう。

学習意欲

エンジニアは、日々新しいプログラミングスキルや最新情報をキャッチアップしていかないと、今までのスキルの化石化が起こりえます。

特にIT分野は、流行り廃りが激しい業界です。言い換えれば、日々学習していかないとエンジニアとしての価値は落ち続けていきます。

そのため、エンジニアになりたい人や現エンジニアの人は常に学習意欲を持ち、最新情報や新しいスキルを身に付けていくことが非常に大切です。

文系がエンジニアになるために必要な勉強は?

本章では、文系エンジニアになるための勉強として以下の4つを紹介します。

  • ITパスポート試験を受験する
  • 簡単なプログラミングをする
  • エンジニアについて学習する
  • ポートフォリオ制作をする

どれもエンジニアになるうえで必要な勉強ばかりなので、しっかり押さえておきましょう。

ITパスポート試験を受験する

先ほど、エンジニアでは基本的なITスキルが求められると説明しました。そこで、基本的なITスキルを身に付けたい人には、ITパスポート試験を受験することをおすすめします。

ITパスポートは、ITのスキルや知識はもちろんのこと、実務でも活用できる知識が学べる国家試験です。基本的なITスキルが身に付くだけでなく、エンジニアが求められる多様な知識が身に付きます。国家試験なので転職や自分のキャリアアップとしても活用でき、受験しておいて損はしないでしょう。

簡単なプログラミングをしておく

エンジニアになりたい人は、座学だけではなく簡単なプログラミングをしたり、コードを見たりしておくことがおすすめです。実務経験を通して学ぶことで、実際に役立つスキルをスムーズに身に付けられます。

実務でトライ&エラーを繰り返すことで、現場でも活かせる能力や考え方が身に付きます。簡単なものでも、プログラミングに触れる時間を日々の学習内容として取り入れると良いでしょう。

どのようなエンジニアの種類があるのか学習する

エンジニアと言っても、システムエンジニアやインフラエンジニアなど、さまざまな種類があります。エンジニアの種類によって使用する言語も異なるため、それぞれの特徴を勉強し、自分がどんなエンジニアになりたいのか考えることは大切です。

また、クライアントとの打ち合わせのときに、作りたいシステムの内容が自分の担当言語では対応できない場合があります。

そのようなときに、ほかのエンジニアの知識があれば、スムーズに引継ぎを行うこともできるため、自分の担当外であっても日頃から勉強しておくと良いでしょう。

ポートフォリオ制作をしておく

エンジニアになりたいのであれば、自分のポートフォリオは制作しておきましょう。自分の実績として企業面接の場面などで活用できるからです。

また、エンジニアはプログラムに触れた分だけ、その人の力になっていきます。ポートフォリオを制作することで、日々インプットしているものをアウトプットする機会にもなるため、おすすめの学習方法です。ポートフォリオは履歴書と同じぐらい大切なので、必ず作っておきましょう。

理系にはない文系エンジニアの強み

文系には、理系にはない文系ならではの強みもあります。

たとえば、以下の2つが挙げられるでしょう。

  • 論理的に物事を考えられる
  • 理系と比べてプログラムを理解しやすい

転職時の面接でも役立つ内容なので、文系の人は必ず押さえておきましょう。

論理的に物事を考えられる

文系出身の人の多くは、論文を書くうえで物事を筋道立ててわかりやすくまとめる作業などを行った経験があります。

先ほど説明したように、エンジニアはコミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルが求められます。文系の物事を論理的に考えて要約し伝える経験は、こういったスキルを伸ばす土台となるでしょう。

理系と比べてプログラムを理解しやすい

プログラミング言語は一般的に会話で用いられる言語とは異なるものの、言葉であることに変わりありません。そのため語学に触れる機会の多い文系は、法則さえ理解してしまえば、プログラミング言語を活用することも容易でしょう。

人によって個人差があることは前提ですが、馴染みのない言語でも一から学ぶ経験をしている文系は、理系出身と比べるとプログラミング言語を理解するスピードが速いといえるかもしれません。

理系と文系エンジニアの年収は異なる?

本章では、理系と文系エンジニアの年収は異なるのか、以下2つのポイントを紹介していきます。

  • 実績を積めば差はなくなっていく
  • 職場によって異なる

理系と文系で年収が異なるのか気になっている人は、ぜひ参考にしてください。

実績を積めば差はなくなっていく

入社1年目は、技術や知識面で文系の方がやや劣る傾向はあるものの、入社3年目になると差はほとんどなくなる傾向にあります。実際、理系と文系それぞれ出身のエンジニアを対象とした昇進スピードに関するアンケート調査では、過半数が「違いはない」と答えていました。(参考:Tech総研「理系出身vs文系出身SE出世事情のウソ☆ホント」)

つまり、年収に関しても出身が文系・理系は関係ありません。大切なのは、入社後の努力量や熱量であるといえるでしょう。どれくらいのスキルが身に付けば年収がどの程度になるか知りたい人は、下記の年収診断から確認できます。興味のある人はぜひご利用ください。

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職場によって異なる

理系と文系は初期能力で比べると理系出身に軍配が上がるため、入社できる企業に違いが出てきます。人手不足を補うために人材募集している企業では特に、即戦力となるスキルのある人を採用したいと考えるからです。

即戦力として採用されればすぐに現場に出ることになるので、携わる業務範囲も広くなりやすく、年収が上がるスピードも速くなるといえるでしょう。つまり、職場の環境によっても年収レベルは異なります。

とはいえ、長期的目線で見ると理系・文系は関係ありません。文系でも学習を怠らずにスキルを伸ばしていけば、理系と同じくらい現場に出してもらえる機会が増えるからです。

文系エンジニアに向いているかわからない人は転職相談してみよう

本記事では、文系エンジニアに求められるスキルや必要な勉強などを紹介しました。結論、文系でもエンジニアになれます。年収の面で見ても長い目で見ると理系と変わらないので、文系を理由に諦めようとしている人は諦めずに挑戦してみてください。

ただし職場によって待遇は大きく異なります。そのため、転職時には職場選びに必ず重点を置きましょう。エンジニア職の転職を考えている方は、シーカーズポートへ相談してみましょう。シーカーズポートは、IT・ゲーム業界に特化した転職支援サービスを展開しています。専門のキャリアアドバイザーが企業と直接交渉するので、求職者の希望に沿った提案が可能です。

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