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【2023年最新】おすすめBIツール10選!機能や選び方についても徹底解説

目次

「BIツールの導入を検討しているものの、おすすめのツールの選び方がわからない」

「種類が多いため、自社にぴったりなツールの導入をスムーズに進めたい」

近年ではさまざまな企業において、業務の一環でデータ分析を行う場面が増えており、上記のように考えたことのある方もいることでしょう。BIツールは、膨大なデータの分析を進めるにあたって欠かせないツールです。

この記事では、BIツールの主な機能や選び方について、わかりやすく開設していきます。BIエンジニアとして働いている方、もしくはBIエンジニアへの転職を検討している方にも有益な情報となっているので、ぜひ参考にしてみてください。

BIツールとはデータを分析して経営に役立てるためのもの

BIツールとは、企業や組織が保有する膨大なデータを収集して分析・可視化することで、経営判断や売上目標設定などの意思決定をしやすくするためのツールです。BIとはBusiness Interigense(ビジネスインテリジェンス)の略であり、企業内のデータを分析して経営上の意思決定をサポートし、成果を最大化するために欠かせないものです。

複雑なデータをグラフやチャート、ダッシュボードなどでわかりやすく視覚化し、ビジネス状況を一目で把握できるようにサポートします。データをリアルタイムで分析できるので、顧客の傾向や購買パターンなどを掴むことで、将来の予測やトレンドの把握にも役立つツールです。

競合が多く、競争が激化している業界にいる企業は、BIツールの導入がおすすめです。ビジネスの成長や競争力の強化を目指すにあたって、市場の変化や顧客ニーズの把握、競合他社の動向を追うためにも、データドリブンな意思決定をサポートするBIツールは効果的と言えます。

BIツールに搭載されている機能

ここでは、BIツールに搭載されている機能について紹介します。

主に、以下の4つの機能です。

  • レポーティング
  • OLAP分析  
  • データマイニング         
  • プランニング

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

レポーティング

レポーティング機能を活用すれば、ビジネスの状況や成果を的確に把握し、意思決定に活かせます。

具体的には、グラフやチャート、ダッシュボードなどを活用したデータの可視化が挙げられます。グラフなどを使ってデータを整理することで、わかりやすい形式で報告書やプレゼンテーションを作成することが可能です。

またレポーティング機能では、データのフィルタリングやドリルダウン、グループ化といったデータの操作もできます。必要な情報を取り出して、細部まで掘り下げてデータを分析可能です。さらに、生成されたレポートやダッシュボードを自動化して定期的に共有すれば、関係者間での情報共有をスムーズに行えます。

OLAP分析

OLAP分析は、ビジネスの視点からデータを掘り下げるために役立つ機能です。データの集計や集約、フィルタリング、ドリルダウなどの操作が行えます。

具体的には、時間、地域、製品カテゴリーなどの異なる要素を組み合わせて、複数の切り口でデータを分析できます。さらに、データの異なる視点からの分析や、異なる次元間の関係性の把握も可能です。

データを異なる着眼点で柔軟に分析できるので、傾向やパターンを把握しやすくなります。

データマイニング

データマイニングは、大量のデータから有益な情報やパターンを抽出するための技術であり、企業のマーケティング分野において特に有用な機能です。具体的には、クラスタリングや分類、予測などの高度な分析手法を用いて、データの中に潜む有益な情報を発見します。

主に、顧客セグメンテーションや傾向予測、マーケットのトレンド分析など、得られた知見をもとにした戦略立案が可能です。さらに、過去のデータや傾向を分析し、将来の出来事や傾向を予測することにも役立ちます。

効果的なマーケティングやリスク管理、効率的な業務プロセスの改善など、さまざまなビジネス上の課題に対してデータマイニングを活用してみましょう。

プランニング

プランニング機能を活用すれば、ビジネスの戦略立案や計画策定をより効果的に行えます。

具体的な機能としては、ビジネスの目標や予算に基づいて、将来のシナリオや予測を作成できます。また、シミュレーションによって、異なる意思決定の結果を予測することが可能です。

目標達成に向けたビジネスの長期的な戦略を立てるため、リソースの最適化や予算の配分など、重要な意思決定における判断についてプランを立案してくれます。将来の展望やリスクを考慮したプランニング機能を上手く活かし、ビジネスの成果を最大化しましょう。

おすすめのBIツール10選

ここでは、おすすめのBIツールを10個紹介します。

サービス名特徴料金
Looker Studio直感的なドラッグ&ドロップインターフェースでデータの可視化を容易に行える無料※Looker Enterprise Proへのアップグレードは要問い合わせ
  Tableau高度なデータ視覚化と使いやすい操作性が特長8,400円/月~
  DOMOクラウドベースの総合的な分析ツールであり、AI技術を活用した予測分析も可能※未公開
 Qlik Sense直感的なデータ探索と視覚化に特化し、自由度の高いデータ操作ができる4,194.78 円/月~(2023年7月現在)※1ユーザーあたり※年間での請求
 Power BIマイクロソフトのBIツールであり、Office 365との連携が強み1,090円~/月※1ユーザーあたり
MotionBoard Cloudスマートデバイスに最適化されたリアルタイムデータ可視化が可能初期費用100,000円月額料金30,000円~
FineReport多機能かつ使いやすいBIツールであり、カスタマイズ性も高い企業にお問い合わせ
LaKeel BI日本国内で高いシェアを持ち、日本のビジネスに特化した機能を提供企業にお問い合わせ
Actionista!マーケティング分析に特化し、SNSやウェブ広告の効果測定が可能企業にお問い合わせ(1か月間の無料トライアル)
Yellowfin BI直感的なデータ視覚化と柔軟な分析機能を兼ね備え、チームでの協力も容易企業にお問い合わせ

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

Looker Studio

画像引用元:Looker Studio

Looker Studioは、直感的なインターフェースと高度なデータ可視化機能を備えたBIツールです。以前はGoogleデータポータルとして知られていましたが、現在はGoogleによって無料提供されています。

Looker Studioは、使いやすさと柔軟性を両立させており、データ分析における難しい要件にも対応しています。また、さまざまなデータソースとのシームレスな連携も可能です。

月額料金無料※Looker Enterprise Proへのアップグレードは要問い合わせ
無料トライアルあり(無期限)
公式サイトLooker Studio

基本的な機能は無料提供されているため、手軽にビジネスデータの分析を行いたい方におすすめです。

Tableau

画像引用元:Tableau

Tableauは、高度なデータ視覚化と使いやすい操作性が特長のBIツールです。データをグラフやチャート、ダッシュボードなどのビジュアル要素で表現すれば、ビジネスの状況を一目で把握できます。クラウドベースのプランやオンプレミスのプランなど、いくつかプランが用意されています。

月額料金8,400円/月~※プランによって異なるので詳細は要問合せ
無料トライアルあり(14日間)
公式サイトTableau

チームに合わせてライセンスプログラムを選べるので、ニーズに応じて構成を組み合わせたい方におすすめです。

DOMO

画像引用元:DOMO

DOMOは、クラウドベースの総合的な分析ツールであり、AI技術を活用した予測分析もできるBIツールです。ビジネスのデータを集約し、直感的なダッシュボードやレポートを作成します。

データの統合、可視化、分析・共有などの機能を一つのプラットフォームで提供しています。自動化やリアルタイムのデータ更新もサポートしており、迅速な意思決定の場面で役立つでしょう。

月額料金未公開のため要問合せ
無料トライアルあり(30日間)
公式サイトDOMO

インストールやソフトウェアのダウンロード不要で30日間の無料トライアルを利用できるので、まずは試してから導入を考えたいという方におすすめです。

Qlik Sense

画像引用元:Qlik Sense

Qlik Senseは、直感的なデータ探索と柔軟なデータ視覚化機能を備えたBIツールです。豊富なデータソースからのデータの統合やリアルタイムなデータ更新が可能なため、データの分析を簡単に行えます。

使いやすい操作性と柔軟性が特長であり、ユーザーはドラッグ&ドロップやフィルタリングなどの直感的な操作によりデータを探し、ビジュアルなダッシュボードやレポートを作成できます。

月額料金4,194.78 円/月~(2023年7月現在)※1ユーザーあたり ※年間での請求※カスタムプランは見積りを要問合せ
無料トライアルあり
公式サイトQlik Sense

独自プラットフォームのQlik Cloud®によってあらゆるスキルレベルのユーザーに使いやすいサービスを提供しているため、BIツールの扱いに慣れていない初心者にもおすすめです。

Power BI

画像引用元:Power BI

Power BIは、マイクロソフトが提供するBIツールであり、ビジネスのデータ分析と視覚化に特化しています。直感的なインターフェースと豊富なデータ接続性を備えており、多くのデータソースから統合して分析可能です。

特徴は、柔軟性と使いやすさです。データの抽出、変換、モデリングをシームレスに行い、鮮明な視覚化やインタラクティブなダッシュボードを作成できます。

月額料金1,090円/月~※1ユーザーあたり
無料トライアルあり
公式サイトPower BI

月~金曜日の9:00~17:30(日本時間)であればチャットや電話などによる営業担当者からのサポートを受けられるので、サポート体制を重視している方におすすめです。

MotionBoard Cloud

画像引用元:MotionBoard Cloud

MotionBoard Cloudは、マイクロソフトが提供するクラウドベースの総合的な分析ツールです。ビジネスのデータをリアルタイムで可視化し、意思決定を早めてくれます。直感的なインターフェースと高度なデータ分析機能を備えており、多くのデータソースと連携が可能です。

特徴としては、データの集計、分析、可視化、共有などの機能を一つのプラットフォームで提供しています。また、ユーザーフレンドリーな操作性とスマートデバイスに最適化されたデザインも魅力的です。

月額料金初期費用100,000円月額料金30,000円~
無料トライアルあり
公式サイトMotionBoard Cloud

eラーニングによる導入までのサポートだけでなく、導入後も活用推進サイトで公開されている有用な情報を学ぶことができるので、ツールをとことん活用したいという方におすすめです。

FineReport

画像引用元:FineReport

FineReportは、使いやすさとカスタマイズ性を兼ね備えたBIツールです。直感的な操作性と高度なカスタマイズ性が特長であり、ビジネスのデータ分析やレポート作成を効果的に行えます。

データの抽出、変換、可視化など複数の機能を網羅しており、グラフ、チャート、クロス集計、ダッシュボードなどのビジュアル要素を組み合わせてデータを分析できます。

月額料金については、FineReportの詳細なプランや料金体系は公式ウェブサイトで確認できます。プランや利用状況によって異なるため、詳細を確認する必要があります。

サービスにアクセスするには、以下のリンクをクリックしてください。

月額料金※未公開のため要問合せ
無料トライアルあり(90日間)
公式サイトFineReport

無料トライアル期間が90日間と長いので、「まずは無料で使えるツールを探している」という方におすすめです。試用したうえでオーバースペックとならないか判断するようにしましょう。

LaKeel BI

画像引用元:LaKeel BI

LaKeel BIは、日本国内で高いシェアを持つ国産のBIツールです。データの抽出や加工、可視化、レポート作成など、多様な機能と直感的な操作性を備えており、ビジネスのデータを効果的に活用できます。

おすすめのBIツールとしてさまざまな媒体で評価されており、信頼できるサービスと言えるでしょう。

月額料金※未公開のため要問合せ
無料トライアル無料体験セミナーを実施
公式サイトLaKeel BI

国産ツールならではのわかりやすいメニュー体系と手厚いサポートが魅力で、データ分析業務に初めて携わる初心者におすすめです。

Actionista!

画像引用元:Actionista!

Actionista! は、「誰でも分析」を目指した、使いやすいクラウドベースのBIツールです。専門知識のない担当者でもデータ分析を行えるように考慮された操作性が魅力となっています。開発からカスタマーサポートまですべて自社提供しているので、導入前から実際の活用シーンまで不明点があれば気軽に問い合わせることができます。

インストールやダウンロードなども不要で、Webブラウザのみで操作を完結できるのも魅力でしょう。

月額料金※未公開のため要問合せ
無料トライアルあり(1ヶ月間)
公式サイトActionista!

クライアントフリーのサーバーライセンスとなっているので、チームや企業など組織単位での利用を検討している方におすすめです。

Yellowfin BI

画像引用元:Yellowfin BI

Yellowfin BIは、データ接続から管理レポートの準備まで、データ分析に必要なワークフロー全体を簡素化するツールです。スピードの速さと作業工数の少なさにこだわったアナリティクスや、柔軟な導入環境が魅力と言えます。

月額料金※未公開のため要問合せ
無料トライアルあり(30日間)
公式サイトYellowfin BI

オンプレミスとクラウドのどちらでも利用でき、またセルフマネージドかフルマネージドサービスかも自由に選択できるので、環境に合わせてより柔軟に導入したい方におすすめです。

BIツールを選ぶポイント

BIツールを探す際、どのようなツールを選ぶのが最適なのか悩む方もいるでしょう。

BIツールを選ぶポイントは、主に以下の4つです。

  • 導入目的に合っているか
  • 使いやすいか
  • 費用は予算内か
  • サポートが充実しているか

それぞれ詳しく見ていきましょう。

導入目的に合っているか

BIツールを導入する際に重要なのは、導入目的に合っているかどうかです。目的達成に必要なデータをやりたい手法で分析できなかったり、反対に使いこなせない機能が多くオーバースペックになってしまったりする可能性があります。

まず、ビジネスのニーズや目標に合致しているかを確認します。例えば、データ分析やレポート作成、ダッシュボードの作成など、目的に合わせてツールの機能が必要です。

次に、ビジネス環境やデータの特性に合わせた、柔軟性やカスタマイズ性があるかどうかも重要になります。自社のデータソースや業界の要件に対応できるツールであるか、事前に確認しておきましょう。

使いやすいか

ユーザーにとってストレスのない操作性かどうかも重要です。BIエンジニアやデータサイエンティストなど専門的な知識を持つ職種の人が使うことはもちろん、企業によっては分析業務に初めて触れる担当者が使う可能性も十分に考えられます。

使いやすいツールを見極める具体的な要素としては、以下が挙げられます。

  • 直感的なインターフェースやドラッグ&ドロップの操作
  • 使いやすいレポート作成機能
  • 自動化されたワークフロー

上記を搭載したツールであれば、初心者でもデータを簡単に分析できるでしょう。

また、BIツールはクラウド型とオンプレミス型の2つの形態があります。

  • クラウド型:インターネット経由でツールにアクセスし、データはクラウド上で管理されるため、データベース構築ができる人材が社内にいない場合におすすめです。
  • オンプレミス型:自社のサーバーやインフラストラクチャ内でツールが運用されます。専門知識を持った人材が豊富な企業な場合におすすめです。

クラウド型とオンプレミス型の違いも考慮しながら、自社にとって使いやすさをこだわりつつ、BIツールを検討しましょう。

費用は予算内か

BIツールの導入は、長期的な視点で考える必要があります。

導入には初期費用だけでなく、ライセンス費用やカスタマイズ・データ移行にかかる費用も考慮しなければなりません。またランニングコストとして、定期的なアップデートやメンテナンス、サポート料金なども発生します。

費用を検討する際は、導入後のビジネス効果やROI(投資収益率)についても考えてください。BIツールがビジネスプロセスの改善や効率化にどのくらい貢献できるかを予測したうえで、費用対効果を判断しましょう。

サポートが充実しているか

トラブルや問題の発生時に、迅速かつ適切な対応をしてもらえるかどうかも重要な判断材料です。外国産のツールでは、サポートの対応時間が日本時間とズレがあったり、ガイドなど説明資料が日本語対応でなかったりといった可能性があります。

BIツールの提供元が提供するサポート体制やサポートチャネル、対応時間帯などを事前に確認しましょう。24時間対応やメール、電話、チャットなど複数の連絡手段があるかどうかも重要なポイントです。

また、サポートの内容や品質も重視しましょう。問題解決までの対応時間やエキスパートの知識レベル、ユーザーコミュニティの充実度などが重要な要素となります。

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本記事では、2023年の最新トレンドを踏まえ、おすすめのBIツール10選を紹介しました。自社のビジネス目的やニーズに合わせて最適なBIツールを選び、正確なデータ分析を行いましょう。BIツールの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

また、BIツールの普及に伴い、BIエンジニアの需要も高まっています。もし、BIエンジニアの仕事をお探しなら、シーカーズポートへご相談ください。シーカーズポートは、IT・ゲーム業界に特化した転職マッチングサービスであり、多くの市場非公開の求人情報を扱っています。さらに、専門のキャリアアドバイザーが転職活動のサポートを行い、適切な求人案件の紹介や面接対策、給与交渉などをサポートしてくれます。

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