転職が多い人の職務経歴書の書き方|フォーマットや好印象を与えるポイントも紹介
目次
- 転職回数が多いと不利になるの?
- 転職が多い人が職務経歴書で好印象を与えるためのポイント
- キャリアの一貫性をアピールする
- 実績は具体的に簡潔に書く
- 自分の強みと求められるスキルを掛け合わせてアピールする
- 転職理由はポジティブに書く
- 専門スキルや資格をアピールする
- 年代順ではなく業務ごとに書く
- 転職回数が多くても職歴を省略するのはNG
- 【フォーマットあり】転職回数が多い人の職務経歴書の書き方
- 転職の多い人が職務経歴書を書くときのポイント
- 職歴要約
- 経験した主な業務
- 自己PR
- 転職回数が多いことで不安に感じたらシーカーズポートへ相談を!
「転職回数が多い職務経歴書は評価が悪くなる?」
「職務経歴書で転職回数を偽るのは問題ない?」
「転職回数が多いときの職務経歴書の書き方が知りたい」
と悩む方もいるのではないでしょうか。
結論、職務経歴書に転職回数を多いことを記載しても問題ありません。ただし、書き方や伝え方を誤ってしまうと、悪いイメージを与えてしまいます。
そこで本記事では、転職回数が多い人が職務経歴書で好印象を与えるポイントや注意点、書き方について解説します。職務経歴書を作る際に、転職が多いことに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
転職回数が多いと不利になるの?
結論、中途採用では転職回数の多さよりも、スキルや経験を重視する企業が多い傾向にあります。転職回数が多いからといって、低評価されるとは限りません。
しかし、転職回数が多いと「またすぐに辞めてしまうのではないか」と思われるため、年2~3回以上の転職は避けるべきです。
転職回数の多さは、ポジティブに伝えることで高評価につながる可能性があります。転職回数に不安がある場合は、以下の記事をご参考ください。
関連記事:転職回数の平均はどのくらい?転職が多くてもうまくいくポイントを紹介!
転職が多い人が職務経歴書で好印象を与えるためのポイント
転職が多い人が職務経歴書で好印象を与えるためのポイントは、以下のとおりです。
- キャリアの一貫性をアピールする
- 実績は具体的に書く
- 自分の強みと求められるスキルを掛け合わせてアピールする
- 転職理由はポジティブに書く
- 専門スキルや資格をアピールする
- 年代順ではなく業務ごとに書く
転職が多い人で職務経歴書の書き方に悩む場合は、ぜひ参考にしてください。
キャリアの一貫性をアピールする
転職が多い人が職務経歴書で好印象を与えるポイントの一つは、キャリアの一貫性をアピールすることです。転職を複数回実施している方の中には、他業界へ移っているケースもあります。
他業界ではなく、営業・販売・事務など、別の職業に転職している場合もあるはずです。軸が定まらずキャリアに一貫性がないと「自社の事業が合わなかったらどうせ辞めるんだな」と、思われる可能性が高くなります。
しかし、営業職のプロになるために、1社目は平社員・2社目はリーダー・3社目はマネージャーと転職を続けていれば「営業職としてステップアップしているんだな」と、なぜ転職をしているのか理解してもらいやすくなるでしょう。
転職回数が多くても、キャリアの一貫性を職務経歴書でアピールできれば、好印象を与えられる可能性があります。
実績は具体的に簡潔に書く
実績を具体的かつ簡潔に書く理由は、企業が中途採用で求めるのはスキルや経験、実績だからです。企業が人材採用をする目的は、雇用によって自社の売上を伸ばすことです。
職務経歴書に転職回数が多いと記載されている場合でも、実績があれば有力候補者としてあげられます。さらに実績を簡潔に書くことで、採用側のニーズを満たせる人材として評価されます。
実績を具体的かつ簡潔に記載するときは「年間売上5,000万円」「〇〇プロジェクトマネージャー」と、わかりやすく伝えるのがポイントです。
具体的に書くときは、数字を活用し定量的にアピールすると、より具体性を与えられます。「売上を伸ばした」よりも「5,000万円売上を伸ばした」と記載した方が印象も大きいでしょう。
自分の強みと求められるスキルを掛け合わせてアピールする
転職が多い人が職務経歴書で好印象を与えるには、自分の強みと求められるスキルを掛け合わせてアピールすることも大切です。
企業は求職者のスキルや経験、実績を重視しますが、自社の求める人物像と乖離がある場合、実力があっても採用されない可能性があります。
たとえば、IT技術を持った人材を求めている企業に、営業が得意であるとアピールしても、採用される確率が低いでしょう。その理由は、営業職を求めていないからです。
転職活動では企業が求めるスキルや経験は異なるため、ニーズに合わせたアピールが重要です。求められるスキルは、企業の公式ホームページや求人広告に記載されているケースがほとんどです。
転職回数が多くても、企業のニーズを満たした職務経歴書を作成すれば、高評価を得られるでしょう。
転職理由はポジティブに書く
転職理由をポジティブに書くことで高評価につながる理由は、企業は前向きな姿勢を持つ人材を好む傾向にあるからです。企業側としては、一緒に働く仲間の中に、ネガティブな社員が一人でもいたら、仕事に悪い影響を与えてしまうと懸念します。
一方、仕事に対して熱意や意欲が高い社員だけがいた場合「失敗しても次は成功する可能性がある」と、期待を持てるでしょう。
転職回数が多い人でも「成長のために転職を繰り返しました」など、結果と合わせて職務経歴書に記載すれば、企業側も納得してくれるはずです。転職回数が多い人は、ネガティブに考えてしまいがちですが、ポジティブに変換することができます。
自分の転職理由に不安がある場合は、転職エージェントに相談すると、最善の解決策を提案してくれるでしょう。
専門スキルや資格をアピールする
専門スキルや資格をアピールするのも、転職が多い人が職務経歴書で好印象を与えるポイントです。企業側としては、自社に貢献してくれる人材を求めるため、専門スキルや資格をアピールできれば、転職が多くても採用される可能性は高まります。
たとえば、IT業界に転職する場合は、以下のスキル・資格が高評価につながりやすくなるでしょう。
- ロジカルシンキング
物事を論理的に捉え、矛盾・破綻がないように道筋を立てて考えられるスキル。
- クリティカルシンキング
物事を否定的に考え、その結果は最善策なのか深掘りするスキル。
- ITパスポート
ITに関する基礎的な知識を保有している証明をする国家資格。
- システムアーキテクト試験
システム開発における外部設計・分析・定義などの上流工程ができる証明をする国家資格。
- データスペシャリスト試験
データベースシステムの管理・構築やシステム全体のデータ資源を管理できる証明をする国家資格。
- ネットワークスペシャリスト試験
膨大なネットワークを構築するためのスキルや知識を証明する国家資格。
専門スキルや資格は、企業が求める要素の一つです。企業の求める条件に合わせて、専門スキルや資格を職務経歴書アピールできれば、転職が多い人でも採用される可能性は高まるでしょう。
年代順ではなく業務ごとに書く
職務経歴書は、履歴書のように年代順に記載しなくても問題ありません。業務ごとに記載をすれば、実績や経験、スキルがアピールできるため、転職回数の多さが目立ちにくくなります。
具体的な記載方法は、以下のとおりです。
【職務経歴詳細】 「マネジメントに関する業務」 〇〇 「システムエンジニアとして事業計画・設計・実行業務」 △△ 「プログラマー業務」 □□ |
上記のように、若い年代順に記載する決まりはないため、業務ごとに記載しても問題ないでしょう。
転職回数が多くても職歴を省略するのはNG
「転職回数が多いと悪いイメージを持たれるかもしれない」と考えて、職歴を省略するのはNGです。なぜなら、場合によっては経歴詐称したとして、転職後に解雇されたり、賠償金を請求されたりするからです。
転職回数が多いと不安に陥りますが、書き方を工夫すれば高評価につなげられます。実際の職務経歴書の書き方については、次項をご確認ください。
【フォーマットあり】転職回数が多い人の職務経歴書の書き方
転職回数の多い人が職務経歴書を書く際は、以下のフォーマットを参考にしてみてください。
なお、今回はキャリア形式のフォーマットとしています。
実際に職務経歴書を書くうえでのポイントについては、次項で解説していきます。
なお、SEの職務経歴書の書き方について知りたい場合は、以下の記事もあわせてご参考ください。
関連記事:システムエンジニア(SE)の職務経歴書の書き方|フォーマットやポイントを解説
転職の多い人が職務経歴書を書くときのポイント
職務経歴書の中でも、以下3つのポイントについて解説します。
- 職歴要約
- 経験した主な業務
- 自己PR
それぞれの詳しいポイントについて、見ていきましょう。
職歴要約
職歴要約では、いままで経験した業務を記載します。その際、何を何年間勤務したのか具体的に書くのがポイントです。
おおまかな実務経験を記載するときは、業務内容や数字を使った説明を含めると、具体性が増し魅力的にアピールできるでしょう。
経験した主な業務
経験した主な業務では、事業内容で記載したものを業務内容に落とし込みます。業務内容の中でも、特にアピールしたい部分を簡潔に記載するのがポイントです。
業務内容は職歴要約を深掘りする流れが一般的です。
自己PR
自己PRでは、いままでの経験から、どのような価値を提供できるか記載します。具体的かつ定量的に書くのがポイントです。
また、内容に一貫性を持たせることが重要です。たとえば、営業職からエンジニアの話に入れ替わってしまうと、論理が飛躍し、何をアピールしたいのかが伝わりません。一方、プログラマー・エンジニア・マネジメントの流れで記載すれば、一貫性があり論理的にアピールできます。
自己PRでは、他の求職者と差別化するための実績をアピールする必要があるため、自分にしかない武器を記載する必要があります。そのためには、具体的かつ定量的であり、論理的な説明になるような流れで書くようにしましょう。
書類選考が通過せず悩んでいる場合は、以下の記事をお読みください。
関連記事:書類選考で通らないのはなぜ?6つの理由や通過率を上げるためのコツを解説
転職回数が多いことで不安に感じたらシーカーズポートへ相談を!
転職回数が多い人でも、職務経歴書で以下の書き方・伝え方を実施すれば、高評価になる可能性が高まります。
- キャリアの一貫性をアピールする
- 実績は具体的かつ定量的に伝える
- 自分の強みと求められるスキルを掛け合わせる
- 転職理由はポジティブにする
- 専門スキルや資格を記載する
- 年代順ではなく業務ごとに述べる
しかし、以上の手順で職務経歴書を作成しても、通過するか不安になる方もいるでしょう。
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